
「親が亡くなって相続が始まりそうだが、兄弟と揉めないだろうか」

「弟(兄・姉・妹)は強情なところがあるから、話がまとまるか不安」

「実家の不動産・預貯金の分け方で意見が合わない」

「他の兄弟が財産を独占しようとしている気がする」
このようなお悩みで、ご相談を伺うことがあります。
親を亡くした悲しみの中で、続けて相続の話し合いが始まる・・・
心情的にも、実務的にも、大きな負担がかかる場面です。これまで仲の良かった兄弟と、お金のことで揉めたくないというお気持ちは、多くの方が共通してお持ちです。
一方で、遺産分割の話し合いは、避けて通ることができないものでもあります。放っておくと、不動産の名義変更が進まない、預貯金が引き出せない、といった実務的な問題も出てきます。
本記事では、遺産分割で兄弟間のトラブルが起こりやすいケース、その原因、そして円満解決への道について、一般的な観点で整理してお伝えします。

監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉県弁護士会所属)
年間離婚相談実績200件以上、年間30件以上の離婚成立実績。「調停・裁判に強い」法律事務所として地域密着の弁護士法人の代表を務める。

監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉県弁護士会所属)
年間離婚相談実績200件以上、年間30件以上の離婚成立実績。「調停・裁判に強い」法律事務所として地域密着の弁護士法人の代表を務める。
遺産分割トラブルとは/当事務所によくあるご相談

そもそも遺産分割トラブルとは、亡くなった方(被相続人)の財産の分け方を巡って、相続人のあいだで意見が対立してしまう状況をいいます。
- 誰が何をどれだけ受け取るかで合意ができない
- 不動産をどう扱うか(売却・共有・特定の相続人が引き継ぐ)で意見が合わない
- 生前贈与・特別受益の扱いで対立
- 寄与分(介護・事業への貢献など)の評価で意見が分かれる
- 一部の相続人が話し合いに応じてくれない
- 遺言書の内容に納得できない相続人がいる
こうしたトラブルは、遺産の金額の大小に関わらず起こり得ます。
「うちは資産がないから揉めない」と思っていても、実際には預貯金や実家の不動産をめぐって意見が食い違う、というのは珍しくありません。
兄弟(姉妹)間で揉めやすい典型的なケース

兄弟のあいだで遺産分割トラブルが起こりやすいのは、次のような場面です。
① 実家(不動産)をどうするか
亡くなった親が住んでいた実家をどう扱うかは、兄弟間で意見が分かれやすい論点です。
- 「長男が引き継いで住み続けたい」
- 「売却して現金化して分けたい」
- 「思い出のある家だから、簡単には売りたくない」
- 「共有名義にして、みんなで維持したい」
それぞれの立場・思い入れが違うため、話し合いが平行線をたどることがあります。
② 介護・生前の関わりの評価
生前、親の介護や生活支援を担ってきた相続人がいる場合、その貢献をどう評価するかで意見が割れやすくなります。
- 「自分は同居して介護してきたのだから、その分多く受け取りたい」
- 「介護は家族として当然のこと。均等に分けるべき」
こうした感情的な対立は、金額の問題以上に根深いしこりを残すことがあります。
③ 生前贈与の扱い

「兄には家を建てるときにまとまった資金援助があった」

「妹は結婚の際に多額の支援を受けていた」
生前贈与や特別受益の扱いをどう考えるか、認識のズレが対立につながることがあります。
④ 遺言書がある場合
遺言書が特定の相続人に偏った内容だった場合、遺留分を含めて対応を検討する必要があります。

「遺言書に書いてあるから」と全員が納得できるとは限りません。
⑤ 相続人同士の関係性
- 長年疎遠だった兄弟
- 結婚後、それぞれの家庭を持つなかで価値観が変わった兄弟
- 昔からの兄弟の力関係・確執がある場合
大人になってからは、それぞれの家庭の事情がある・・・
普段は表面化していない気持ちが、相続をきっかけに一気に出てくることがあります。
過去解決した相談事例についても下記にまとめていますので合わせて読んでみてください。

オリジナルアニメ|兄弟で揉めたくない…遺産相続の不安

当事務所では、こうした遺産相続にまつわる悩みを、わかりやすくお伝えするためのオリジナルアニメを制作しています。Instagramの公式アカウントで公開中のショートアニメ「兄弟で揉めたくない…遺産相続の不安」では、法律の知識がなくても理解できるようにわかりやすく解説しています。
法律の話は、文字で読むだけでは分かりにくいこともあります。アニメで、ストーリーとして触れていただくことで、「自分にも当てはまるかも」「相談してみようかな」と、ぐっと身近に感じていただけるはずです。
詳しくは、当事務所のInstagram公式アカウントでご覧ください。
なぜ兄弟間で揉めやすいのか/弁護士目線で考察

同じ親から生まれた兄弟でも、遺産分割で対立してしまうことがあるのは、いくつかの理由があります。
お互いの生活状況が異なる
大人になってからの兄弟は、それぞれの家庭・仕事・経済状況が異なります。同じ立場で話し合っているつもりでも、お金の重みの感じ方が違うため、簡単には合意に至らないことがあります。
過去の記憶・感情が混ざる

「昔からあなたばかり優遇されていた」

「私は苦労してきた」
幼少期からの記憶や感情が、遺産の話し合いのなかで表に出てくることがあります。純粋な金額の議論ではなくなり、話がこじれやすくなります。
配偶者や親族の存在
兄弟だけの話し合いなら丸く収まるはずが、それぞれの配偶者や親族の意向が入ることで、話が複雑になることもあります。
「配偶者から見た公平さ」と「兄弟間での公平さ」は、必ずしも一致しません。
情報の非対称性

「亡くなった親と近くに住んでいた相続人だけが、財産の全体像を知っている」
こうした情報の偏りがあると、他の相続人に不信感が生まれやすくなります。
過去解決した相談事例も下記にまとめていますので、合わせて読んでみてください

遺産分割トラブルの一般的な解決の流れ

遺産分割の話し合いは、大まかに次の段階を経て進みます。
ステップ①:相続人・相続財産の確定
戸籍謄本の収集で相続人を確定し、預貯金・不動産・有価証券・借金などを含めた相続財産の全体像を把握します。この段階での情報の共有が、後々のトラブル防止につながります。
ステップ②:遺産分割協議(話し合い)
相続人全員で、遺産の分け方を話し合います。全員の合意ができれば、遺産分割協議書を作成して署名・押印します。
ステップ③:遺産分割調停(家庭裁判所)
話し合いがまとまらない場合、家庭裁判所での調停に進みます。調停委員を介した話し合いで、合意を目指します。裁判官ではなく調停委員が間に入るため、対立が激化しにくいのが特徴です。
ステップ④:遺産分割審判
調停でも合意ができない場合、裁判所の審判によって分け方が決められます。ここまで進むと、相続人同士の関係修復は難しくなるケースが多いため、できればその前の段階で解決したいところです。
相続トラブルを弁護士に相談する6つのメリット

遺産分割トラブルを弁護士にご相談いただくことには、次のようなメリットがあります。
① 感情的な対立に、第三者の視点が入る
相続人同士の話し合いは、感情が絡みやすいものです。弁護士が代理人として入ることで、冷静な議論の場をつくることができます。「顔を合わせづらい兄弟と、直接やり取りしなくて済む」ことは、精神的な負担の軽減にもつながります。
② 財産調査を専門的に進められる
「亡くなった親の財産の全体像が見えない」段階でも、弁護士なら金融機関への照会など専門的な調査手段を活用できます。
③ 遺産分割協議書の作成
合意に至った場合の遺産分割協議書の作成を、法律的な観点から漏れなく行います。
④ 調停・審判にも対応
話し合いがまとまらず家庭裁判所での調停・審判に進む場合も、代理人として一貫して対応できます。
⑤ 他の専門家との連携
税理士(相続税)・司法書士(不動産登記)など、他の専門家との連携も、弁護士が窓口となって進められます。
⑥ 円満解決への道筋を提示
「兄弟との関係を、これ以上悪くしたくない」というご希望を大切にしながら、現実的な落としどころを一緒に探ります。
相続は早めのご相談が、選択肢を広げます

遺産分割の話し合いは、始まる前・始まったばかりの段階でのご相談ほど、選択肢が広がります。
- 話し合いが始まる前:全体像の整理、進め方の設計、感情的な対立を避ける工夫
- 話し合いが始まった直後:合意点の探し方、争点の整理
- 話し合いが膠着している:代理人による交渉、調停の選択肢
- すでに調停が始まっている:主張の整理、資料の準備

「揉めてから相談する」よりも、「揉める前に相談しておく」ほうが、関係を壊さずに解決できる可能性が高くなります。
相続問題に関して、弁護士によくある質問

Q. まだ相続は始まっていませんが、事前に相談できますか?
A. はい、将来の相続を見据えたご相談も歓迎です。生前贈与、遺言書の準備、家族信託など、事前にできる対策は多くあります。
Q. 兄弟の一人と連絡が取れない場合はどうすればよいですか?
A. 戸籍を辿って所在を確認する、または弁護士から書面で連絡を取るなどの方法があります。連絡が付かない場合でも、遺産分割の進め方はありますので、ご相談ください。
Q. 介護をしていたので、多めにもらう権利はありますか?
A. 寄与分という制度があり、被相続人への貢献が認められる場合には、他の相続人より多く受け取れる可能性があります。ただし、寄与分は要件が細かく、証拠の整理が必要です。弁護士へのご相談で、可能性を検討できます。
Q. 話し合いが感情的になってしまい、進みません。
A. 弁護士が代理人として入ることで、当事者同士の直接のやり取りを避けながら、話し合いを進めることができます。感情的な対立が激しい場合ほど、第三者を挟むメリットが大きい局面です。
Q. LINEで相談できると聞きましたが、本当ですか?
A. はい、LINEでのご相談予約を承っています。日中お忙しい方、電話でのやり取りが難しい方にもご利用いただいています。
Q. 相談だけでも大丈夫ですか?
A. もちろん可能です。初回30分は無料でご相談いただけます。「まだ相続は始まっていないが、話を聞いておきたい」段階のご相談も歓迎です。
千葉津田沼の弁護士法人M.L.T法律事務所のご案内

弁護士法人M.L.T法律事務所は、千葉県習志野市・津田沼駅近くに所在する法律事務所です。相続・遺産分割のご相談を、これまで数多く承ってまいりました。
地域密着で相続に力を入れています/相続弁護士相談広場にも掲載
相続分野において相続専門メディアでもご紹介いただいています。相続に関する取り組みや事務所の特徴を、外部の視点でご紹介いただいておりますので、あわせてご参照ください。
当事務所の特徴
- LINEでのやり取りが可能(お忙しい方にも安心)
- 初回相談30分無料
- 可愛い猫たちとの触れ合い!事務所で癒しの時間もお過ごしいただけます
- 無料コーヒーサービス!ゆっくりとお話しいただけます
- 習志野市・津田沼駅から好アクセス!千葉県内各所からご相談いただいています
「弁護士事務所は敷居が高い」というイメージをお持ちの方にも、リラックスして相談できる空間を弁護士・事務員一同でご用意しています。
事務所基本情報
- 事務所名:弁護士法人M.L.T法律事務所
- 所在地:千葉県習志野市谷津(津田沼駅近く)
- ご相談方法:対面/オンライン/お電話/LINE
- 初回相談:30分無料
- ご相談予約:LINE/お問い合わせフォーム/お電話の3つの窓口
まとめ/相続はひとりで悩まず、まずは弁護士にご相談を

遺産分割は、進め方によって、その後の兄弟・家族の関係が大きく変わってきます。

「家族と揉めるかもしれない」
という段階から、予防的にご相談いただくことで、円満解決の可能性は大きく広がります。
夜眠れないほど不安を抱えていらっしゃる方、法律事務所は敷居が高いと感じていらっしゃる方・・
LINEでのご相談予約から、まずは一歩踏み出してみてください。
弁護士法人M.L.T法律事務所は、あなたの円満な相続を、専門知識と温かなサポートで、ご一緒に実現していきます。















