離婚問題の事例【離婚慰謝料が認められたケース】
2022.07.25
【事案の概要】
30年以上連れ添った夫が夜職の女性といい関係となり、別居に至りました。
不貞関係を示す証拠はあまりなく、夫は不貞を頑として認めませんでした。離
婚調停は不成立となり、離婚訴訟で決着をつけることになりました。
【経過】
夫側は訴訟においても不貞関係を認めなかったため、本人尋問と夜職の女性の
証人尋問を行いました。そして、第一審の判決では不貞関係が認定され、慰謝
料220万円が認定されました。夫側は控訴してきましたが、最終的には慰謝
料180万円で和解をしました。
【ポイント】
夫側が不貞を認めない場合、最終的には尋問を行うことになります。本訴訟で
は尋問の行方が裁判官の心証を左右しました。