
何十年も我慢してきたのに、これからもこの人と暮らすのかと思うと…正直、苦しい



年を重ねるほど、一度きりの人生をこのままで終わらせたくないって思うようになりました



会話もなく、食事も別々。もうただの同居人としか思えないんです
上記のようなこれまでの生活では当たり前だった夫婦の役割や関係性が、ふとした瞬間に違和感として浮かび上がる。そんなタイミングで「離婚」の二文字が頭をよぎる方が、近年とても増えています。
特に長年連れ添った夫婦ほど、「価値観のズレ」「会話や共有時間の減少」「生活拠点や時間のすれ違い」など「積み重ねた年数」ゆえのすれ違いが深刻なものに感じられるようになることがあります。
実際に当事務所によくあるご相談として、
「定年を迎えて家にいる時間が増えたのに、心はまるで離れている」
「このまま老後まで一緒に過ごすことに、不安や疑問を感じている」
という声も少なくありません。
そして、こうした熟年離婚のお悩みは、高級住宅街にお住まいの方や資産をお持ちのご夫婦に特有の問題も含まれます。千葉県では、チバリーヒルズのようなエリアがその代表例といえるでしょう。
チバリーヒルズのように不動産や資産をお持ちのご夫婦が熟年離婚を考える際には、感情だけでなく、財産分与や生活設計といった現実的な問題にも慎重な判断が求められます。



本記事では、そうした不動産をはじめとする資産をお持ちのご夫婦が離婚を考える際の重要なポイントを、津田沼で離婚問題に多数対応してきた弁護士の視点から、わかりやすくご紹介します。


監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉弁護士会所属)
年間離婚相談実績200件以上、年間30件以上の離婚成立実績。「調停裁判に強い」法律事務所として地域密着の弁護士法人の代表を務める。


監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉弁護士会所属)
年間離婚相談実績200件以上、年間30件以上の離婚成立実績。「調停裁判に強い」法律事務所として地域密着の弁護士法人の代表を務める。
なぜ今、熟年離婚が増えているのか?【離婚弁護士が考察】


弁護士として離婚のご相談を日々受ける中で、よく耳にするのが



このまま老後もこの人と一緒かと思うと、正直つらい



もはや夫婦というより“ただの同居人”です
といった声です。
千葉県・津田沼で離婚を専門に扱う弁護士として感じるのは、ここ数年、熟年離婚を真剣に考える方が確実に増えているということ。背景には、社会や価値観の変化があり、我慢ではなく“自分の人生を大切にしたい”と考える方が増えているのを実感します。
離婚に強い弁護士が考える熟年離婚が増えている4つの主な背景
1:子どもの独立で「我慢の理由」がなくなる
子育てが終わり、自分の人生を見つめ直す中で、「この先も夫婦関係を続ける意味があるのか」と悩む方が増えています。
2:“あと20年”をどう生きるかを真剣に考える時代に
平均寿命が延びたことで、「我慢の人生をこのまま続けるのか」という問いが現実的になっています。
3:女性の自立と制度の充実
働く女性が増え、年金分割や財産分与の制度も整ったことで、離婚後の生活を具体的に描ける人が増えています。
4:夫婦の距離が限界に達する
会話や共有時間が減り、家庭内別居のような状態が続く中で、「もう限界」と離婚を考えるケースが増えています。
千葉市緑区あすみが丘チバリーヒルズに住む方ならではの離婚の悩み


千葉市緑区あすみが丘の「チバリーヒルズ(ワンハンドレッドヒルズ)」は、全国的にも珍しい超高級住宅街です。
このエリアに住む方が熟年離婚を考える際には、一般的な離婚とは異なる、資産家・富裕層ならではの悩みや課題が生じやすいのが特徴です。



実際にチバリーヒルズ在住の方ではないですが、経営者のような富裕層の方の離婚でご相談いただく内容としては、資産の財産分与がポイントになることが多いです。
そもそもチバリーヒルズってどんな街?


1989年、バブル期に東急不動産が開発した千葉市緑区あすみが丘の高級住宅街で、正式名称は「ワンハンドレッドヒルズ」。ロサンゼルスの高級住宅街「ビバリーヒルズ」に似ていることから、マスコミによって「チバリーヒルズ」と名付けられたそうです。
ゲートで囲まれた「ゲーテッドコミュニティ」で、住民以外の立ち入りを制限し、高い防犯性とプライバシーを確保。住民は会社経営者や医師、専門職など高収入層が中心で、別荘や保養施設として利用されることも多いエリアです。
チバリーヒルズといった資産家夫婦が熟年離婚で直面しやすい4つの落とし穴とは?
1:多様な資産が絡む「財産分与」の落とし穴
不動産だけでなく、会社の株式・役員退職金・保険契約・年金など、資産の種類が多岐にわたるのが富裕層夫婦の特徴です。それぞれの資産が「夫婦の共有財産」か「特有財産(婚前取得や相続)」か、という判断も複雑です。また、配偶者の家庭内貢献がどの程度評価されるかも争点となり、分与割合や手続きに慎重な判断が求められます。



資産の種類ごとに評価や扱いが異なるため、分与前に専門家による精査が不可欠です。財産の全体像を把握することが、損をしない離婚への第一歩になります。
2:離婚後の「生活再設計」と老後の不安
熟年離婚では、離婚後にどこで・どう暮らすのかといった生活設計の見直しが大きな課題になります。
住宅の取得や賃貸契約、生活費の確保、年金分割など、離婚後の経済基盤をどう整えるかは極めて現実的な問題です。
特に専業主婦だった方などは、扶養的財産分与(生活支援のための金銭の分与)が争点となることもあり、将来を見越した綿密な準備が重要です。



離婚後の生活を安心してスタートさせるためには、経済的な見通しを立てたうえで協議を進めることが大切です。将来を見据えた支援内容の交渉もお任せください。
3:コミュニティ内の人間関係と「世間体」への配慮
チバリーヒルズのような閉鎖性・高級感のある住宅街では、ご近所付き合いや長年の交流も深く、離婚が表面化することで周囲の目を気にされる方も少なくありません。また、子どもや親族からの理解を得られるかどうかも精神的な負担になることがあります。離婚の手続きそのものだけでなく、「その後の人間関係」にも配慮した進め方が求められます。



ご事情に応じて、周囲に配慮した「目立たない進め方」も可能です。プライバシーを守りながら、安心して離婚手続きを進められる環境づくりをサポートします。
4:別居期間の長期化が「財産分与の基準日」に影響
長期間別居している夫婦の場合、財産分与の基準日(どの時点の財産を対象とするか)が大きな争点になります。
基準日がいつになるかによって、分与対象となる財産の範囲や評価額が変わるため、相手側の資産管理や使用状況にも注意が必要です。別居後の財産増減や管理状況についても、しっかりと証拠を残しておくことが重要です。



基準日の設定ひとつで分与の結果が大きく変わることもあります。早めに弁護士に相談し、証拠の確保や交渉方針を練っておくことが重要です。
熟年離婚で特に重要な財産分与について【弁護士が解説】


熟年離婚では、財産分与が離婚後の生活基盤を左右する極めて重要なポイントです。婚姻期間が長期にわたるため、資産形成の過程が複雑になりやすく、預貯金や不動産だけでなく、退職金や保険金、年金など多様な財産が対象となります。
特に熟年離婚で問題になりやすく、重要なポイント
どこまでが夫婦の共有財産(分与対象)か、どこからが特有財産(婚前財産や相続財産など)かという線引きです。長年の婚姻生活で資産が混在しやすく、評価や分割方法で争いになることも多いです。
専業主婦(主夫)など働いてなかった場合
また、専業主婦(主夫)など就労していなかった配偶者にとっては、離婚後の再就職が難しい場合も多く、財産分与の結果が今後の生活に直結します。



そのため、退職金や年金分割、保険の解約返戻金なども含めて、生活を守るための十分な取り分を確保することが重要です。
さらに会社経営者や医師などの場合には


会社名義の財産や自社株の評価、特殊な収入の扱いなど、専門的な論点も多くなります。原則として2分の1ルール(夫婦で半分ずつ)が適用されますが、特殊な事情があれば例外となる場合もあります。
このように、熟年離婚の財産分与は非常に複雑で専門的な判断が求められるため、早い段階で弁護士に相談し、資産の全容把握や適切な主張・立証を進めることが大切です!
実際に当事務所に寄せられる離婚のご相談について


当事務所には、津田沼近郊はもちろん、千葉全域からも離婚に関するご相談が多数寄せられています。なかでも近年は、「子どもが独立した後の離婚」や「資産を伴う熟年離婚」といった、人生の再設計に関わるご相談が増えてきています。



ここでは、実際にお寄せいただくお悩みの傾向や、お客様の声をご紹介します!
千葉県全域から熟年離婚をはじめとして、多くのご相談をいただいています
熟年離婚に関するご相談では、以下のようなお悩みが特に多く見られます!
- 定年後の生活スタイルの変化に伴い、夫婦関係に違和感を感じている
- 長年我慢してきたが、子どもの独立を機に離婚を決意した
- 高額な不動産や退職金をどう分けるべきか分からない
- 年金分割や扶養的財産分与など、老後の生活資金に不安がある
- 周囲に知られずに離婚を進めたい(プライバシーの確保)
特に、不動産や会社資産をお持ちの方・医師や経営者のご家庭など、財産分与の難易度が高いケースに強みがあります。ひとつとして同じ状況はありませんので、お悩みの内容に応じて柔軟に対応いたします。
実際に離婚のご相談いただいた方からの声
ご依頼者の方からは、
「複雑な資産の整理についても、丁寧に説明してもらえて安心しました」
「感情的になっていた時、冷静な視点で導いてもらえたことに本当に感謝しています」
「誰にも相談できずにいたことを、ようやく安心して話せる場所が見つかった気がします」
といった感謝の声を多数いただいています。上記以外のご依頼者様からの声は下記のページからも確認できますので是非合わせて読んでみてください。






まとめ/熟年離婚でお困りならまずは一度ご相談ください


「弁護士に相談するほどではないかもしれない」と感じている方にこそ、ぜひ一度ご相談いただきたいと考えています。当事務所では、プライバシーを尊重しながら、ご状況に応じた選択肢をご提案し、今後の人生設計を冷静にサポートいたします。大切な資産や暮らしを守るための第一歩として、お気軽にご連絡ください。
初回相談の流れ
ご都合の良い日時をお知らせいただければ、スムーズにご案内いたします。LINEからのご予約も可能ですので、お忙しい方にも便利です。
ご相談はプライバシーに配慮した完全個室で行います。堅苦しい雰囲気はありませんのでご安心ください。
ご相談後、正式にご依頼いただく場合は、費用について丁寧にご説明いたします。ご相談だけで終わっても構いませんので、まずはお気軽にお越しください。