不貞慰謝料を訴訟で減額したケース
2022.01.05
【事案の概要】
ご依頼者様は不貞慰謝料訴訟を提起され、440万円の慰謝料を請求されまし
た。原告側は経済力のある方で、莫大な金額の調査費用をかけてご依頼者様と
不貞相手の女性との行動を徹底的に調査し、数ヶ月の間に何度も自宅やホテル
を訪れたり、手を繋いでデートを繰り返すといった内容の調査報告書が証拠と
して提出されました。
【経過】
訴訟の第一審では、不貞行為の回数が争点となり、調査報告書にかかわらず不
貞行為の回数は一回に留まる旨の主張をし、原告側の主張と証拠の弱い部分を
徹底的に突いていきました。その後、尋問前に裁判官から和解勧告があり、そ
の際は200万円という金額であったものの、本人尋問で裁判官の心証を揺る
がすことに成功し、最終的には120万円の判決が命じられました。
【ポイント】
証拠が多々提出された状況であっても、最後まで諦めずに主張することによっ
て減額することが可能です。
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